March 13, 2020 / 9:47 AM / 4 months ago

新型コロナ拡大の金融機関への影響、包括的に検証=日銀20年度考査

[東京 13日 ロイター] - 日銀は2020年度の取引先金融機関に対する考査で、新型コロナウイルスの世界的流行の影響を包括的に検証する方針だ。保有している金融商品のリスク管理体制のほか、与信コストの見積もりや引当方法を重点的に確認する。

金融機構局の渡辺昌一審議役は13日の記者向け説明会で、新型コロナ拡大に伴う経済の停滞が続けば「信用コストの発生をどう見積もるか、多くの金融機関が頭を悩ます可能性がある」と述べた。

日銀は13日、20年度の考査方針を発表した。考査方針では、新型ウイルスの感染拡大に伴って金融機関が取引先の状況を的確に把握しているか、金融市場が動揺する中でリスク管理体制が有効に機能しているか検証することが盛り込まれた。

足元では地域金融機関の信用コストが上昇している。考査方針では、「正常先」に分類されていた貸出先が「実質破綻先」以下に急にランクダウンするなど、貸出先の実態把握が不十分なために信用コストが発生した例があったと指摘。「審査・管理の緩みが顕在化し始めている」とした。

金融庁が19年末に「金融検査マニュアル」を廃止したことも踏まえ、適切な償却方法や引当方法のあり方について、金融機関と対話を深める。

考査方針ではこのほか、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の恒久的な停止に向けた対応状況の点検も盛り込まれた。また、メガバンクなど5行を対象に共通シナリオで一斉ストレステストを実施し、金融・経済情勢急変時の自己資本や収益への影響を検証する。

和田崇彦

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