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企業物価、1月は1年10カ月ぶりプラス 商品市況高・円安が押し上げ
2017年2月10日 / 01:50 / 10ヶ月後

企業物価、1月は1年10カ月ぶりプラス 商品市況高・円安が押し上げ

[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日に発表した1月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年比で0.5%上昇、前月比で0.6%上昇となった。

 2月10日、日銀が10日に発表した1月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年比で0.5%上昇、前月比で0.6%上昇となった。原油など国際商品市況の持ち直しや円安を背景に、企業物価への上昇圧力が強まっている。写真は川崎工業地帯。2014年12月撮影(2017年 ロイター/Thomas Peter)

前年比でプラスとなるのは2015年3月以来、1年10カ月ぶり。原油など国際商品市況の持ち直しや円安を背景に、企業物価への上昇圧力が強まっている。

ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比横ばいだったが、結果はこれを上回った。

前月比で指数を押し上げたのは、ガソリンなど石油・石炭製品や化学製品、鉄鋼、非鉄金属など。いずれも原油など国際商品市況の持ち直しや、昨年11月の米大統領選以降の円安進行が押し上げ要因となっている。

昨年1月にかけて原油価格が急落した反動で、石油・石炭製品は前年比でみると22.3%上昇と昨年12月の同4.0%上昇からプラス幅が大きく拡大。川上に当たる原材料価格の輸入品は同22.7%上昇しており、今後、最終財に波及してくるかが注目される。

上昇品目数と下落品目数をみると、公表746品目のうち前年比で上昇したのは273品目で、下落は401品目。引き続き下落が上昇を上回っているものの、その差は128品目と昨年12月の186品目から大きく縮小している。

足元ではトランプ米大統領の政策を巡る不透明感もあり、国際商品市況の上昇や円安の進行に一服感が出ている。一方で昨年の円高による価格下落圧力ははく落に向かっており、原油高などの影響は今後、電気代やガス代に波及する。

目先の企業物価は強含みで推移する可能性が大きいが、日銀では「今後の価格動向を予断を持たずに見ていきたい」(調査統計局)としている。

伊藤純夫 編集:山川薫

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