[東京 5日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は5日に公表した調査報告書で、アベノミクスに対する提言をまとめた。日本は賃金上昇が鈍いペースにとどまっている状況を打開するため、3%前後の賃金上昇目標を設定すべきであり、物価が日銀のインフレ目標に沿って上昇するよう誘導すべきだと主張した。
報告書では日銀に対し、2%のインフレ目標を逸脱した場合に金融政策で対応できるよう、インフレ目標のフレームワークを採用するよう求めた。
IMFは報告書について、職員が議論を促すためにまとめたものだとし、必ずしもIMFの公式見解ではないと説明している。
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