[東京 23日 ロイター] - 公明党の山口那津男代表は23日、岸田文雄首相と会談を行い、その中で首相が「経済対策について『しっかり臨んでいく必要がある』と強く言っていた」ことを明らかにした。会談後、官邸で記者団に語った。
会談では、物価高やウクライナ情勢が予断を許さないとの現状認識を共有し、「追加的な経済対策についてもこれから検討していこうと。政府としても何らかの指示を出すようなことも考えたい」とする首相の意向を確認した。山口代表によると、岸田首相は、対策を巡って与党側から要望があれば「よく聞いていきたい」とも言及した。
対策策定に伴う2022年度一般会計補正予算案の編成に関し、山口代表は「公明党としては、必要な対策が予備費をカバーできなければ、補正予算を当然考えるべき」との認識を記者団に語った。
そのうえで「今の状況だけで直ちに補正予算をやるということでは必ずしもないが、かといって予備費で足りるとは思っていない」とし、「後追いにならないよう公明党としてはしっかり状況変化、それの対応策に機敏に対応していきたい」と述べた。
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