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参院選、自公の改選過半数確保が確実 改憲4党で3分の2上回る

[東京 10日 ロイター] - 物価高対策や安全保障政策などが争点となった第26回参議院選挙は10日夜に締め切られ、NHKや読売新聞など国内メディアの出口調査によると、連立与党の自民・公明が改選議席125の過半数獲得を確実にした。改選前の議席69を上回るのも確実で、非改選の70と合わせ参院全体の過半数を維持する。

 第26回参議院選挙が7月10日夜に締め切られ、NHKや読売新聞など国内メディアの出口調査によると、与党の自民・公明両党が改選過半数の議席獲得を確実にした。 都内の開票所で撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

NHKによると、自民・公明は70─83議席を獲得する見通しで、改選前の69から議席を増やす公算が大きい。自民は単独で改選議席の過半数に当たる63議席に届く可能性があるという。

憲法改正に前向きな自民、公明、日本維新の会、国民民主などの勢力は合計86─102議席を確保しそうで、非改選と合わせ改憲の発議に必要な全議席の3分の2を上回る可能性が高い。

NHKの取材に応じた岸田文雄首相は物価高対策について、エネルギーと食料分野に特化した政策、地方の事情に配慮した予算を用意しているとした上で、「5・5兆円の予備費を用意している。事態の変化にしっかり注目し、必要な対策を行う。その上で、さらなる経済対策については状況の変化に適切に対応したい」と語った。改憲については「国会で憲法議論をさらに深めることで、具体的に発議できる案をまとめる努力に集中したい」と述べた。

内閣改造・党役員人事について岸田首相は、今後の政治日程を考慮しながら「タイミングを考える」と述べるにとどめた。

野党は、立憲民主党が振るわず13─19議席と改選前の23議席を下回る見通し。一方、立憲民主と野党第1党を争う維新は10─15議席と改選前の6から上積みする公算が大きい。

立憲民主の泉健太代表は「野党がそれぞれまとまれない状況が続いた。それをどう克服していくかということが私に与えられている責務だと思っている」と語った。

今回の参院選は終盤で安倍晋三元首相が遊説中に銃撃されて死亡する事件が起き、投票行動への影響が注目された。自民党の開票センターに集まった岸田首相ら党幹部は、黙とうした上で当選者の名前に花を付けた。

安倍元首相が奈良市内で応援演説をした自民党の佐藤啓氏は2回目の当選を確実にした。佐藤氏は会見で「テロにひるむことなく、臆することなく乗り越えていこうと活動した。今回の勝利の結果をあす、上京して安倍元総理大臣に伝えたい」と語った。

総務省によると、投票率は午後7時半現在で30.61%。3年前の前回を0.5ポイント上回った。期日前投票をした人は1961万人(前回は1706万人)。有権者に占める割合は18.6%と前回より2.5ポイント上昇した。

獲得議席 改選前 非改選

(数字はNHK、午前0時時点、残り13議席)

自民 61 55 56

立民 14 23 22

公明 12 14 14

維新 10 6 9

国民 4 7 5

共産 3 6 7

れいわ 2 0 2

社民 0 1 0

N党 0 0 1

参政 1 0 0

無 5 8 7

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