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来週はFOMC待ち、資産縮小の工程表示されるかが焦点
2017年6月9日 / 06:48 / 5ヶ月後

来週はFOMC待ち、資産縮小の工程表示されるかが焦点

[東京 9日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ち。0.25%ポイントの利上げはほぼ織り込み済みだが、米連邦準備理事会(FRB)が年内にも着手するとみられるバランスシート(B/S)縮小について、工程表が示されれば株安/ドル安のリスクが高まり、逆に示されなければ株高/ドル高に振れる可能性がある。ただ、北朝鮮問題、ロシアゲート問題、中東情勢の緊張などのリスク要因は継続しており、ドルの上値は重そうだ。

 6月9日、来週の外為市場でドル/円は、米連邦公開市場委員会の結果待ち。0.25%ポイントの利上げはほぼ織り込み済みだが、米連邦準備理事会が年内にも着手するとみられるバランスシート縮小について、工程表が示されれば株安/ドル安のリスクが高まり、逆に示されなければ株高/ドル高に振れる可能性がある。写真は都内で1月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

予想レンジはドル/円が108.50―111.80円、ユーロ/ドルが1.1050―1.1350ドル。

FRBは、現在は満期を迎えた証券と同額を再投資しているためB/Sの規模は4.5兆ドル程度で安定しているが、金融政策の正常化を意図するFRBは、5月FOMC議事録で、償還する証券の再投資を段階的に減らし、市場へのショックを和らげる方針を明らかにしている。

FOMCがB/S縮小の工程表を今月にも提示するか否かについては、見方が分かれている。「米債券市場はバブルの様相を呈している。このバブルをソフトランディングさせるためにも、6月に工程表を提示するのが穏当ではないか」(国内銀)との意見も聞かれる一方で、9月のFOMCまで待つとの見方も根強い。

こうしたなか、為替市場では「米国の利上げペースが当初想定されたより鈍っているとの見方が広がっている」(FXプライムbyGMO、常務取締役・上田眞理人氏)。

このため、13―14日のFOMCでB/S縮小の工程表を提示できないとすれば、「市場の見方は補強され、今の地合いでは債券高(長期金利低下)株高、そしてドル買いにつながる可能性が大きい」(同)という。

ただ、株高/債券高になったとしても、北朝鮮問題やロシアゲート捜査妨害問題などがあるなかで、ドル/円の上昇余地については慎重な見方が多い。

他方、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの米短期金利戦略部門責任者のマーク・カバナ氏は、B/S縮小で、銀行システム内の超加準備が減少し、短期金融市場で資金調達コストに上昇圧力がかかるため、「資金市場が大幅に引き締まる前に縮小できる規模は1兆ドルにとどまる可能性がある」との見方を示している。

ユーロについては、欧州中央銀行(ECB)の理事会で、フォワードガイダンスを巧みに修正し、早期利上げ観測は後退した。「南欧の銀行問題もくすぶっており、利上げ観測がすぐに再燃する感じでもない。投機筋のユーロロングが膨らんでおり、調整するリスクがある」と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、チーフ為替ストラテジストの植野大作氏はみている。

為替マーケットチーム

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