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来週はドル売り継続、ジャクソンホールからはサプライズ無しとの見方

[東京 19日 ロイター] - 来週の外為市場では、ジャクソンホール会議でのイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が目玉となっている。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)7月分議事要旨では、利上げについて「石橋を叩いて渡る」姿勢があらためて示されたため、イエレン議長が講演で早期利上げに向けた「地ならし」をする可能性は低いとみられる。

 8月19日、来週の外為市場では、ジャクソンホール会議でのイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が目玉となっている。写真は都内で2013年2月撮影(2016年 ロイター/Shohei Miyano)

ドル/円では、今週の動きが踏襲され、2ケタを臨む場面では、政府関係者や当局サイドから円安バイアスを促すイベントや発言が出やすいとみられる。

しかし、こうした発言やイベントに対する市場の感応度が低下しているため、底流としてのドル安/円高トレンドに回帰しやすいと予想される。

予想レンジは、ドル/円が98.75─101.00円、ユーロ/ドルが1.1250─1.1475ドル。

米国では、23日に7月新築住宅販売件数、24日に7月中古住宅販売件数、25日に7月耐久財受注、26日に4―6月期の実質GDP改定値が予定されている。ジャクソンホール会議は25―27日の日程で開催される。

<ドル>

17日に発表されたFOMC議事要旨では、利上げ前にさらに経済指標を見極める必要があるとの見方で一致していたことが明らかになった。

FOMC議事要旨に利上げ検討の時期として「9月会合」の明記も無いため、今回のイエレン議長の講演では「利上げ時期のヒントは出てこないだろう」と野村証券チーフ為替ストラテジストの池田雄之輔氏はみている。

イエレン議長の講演が、楽観論と悲観論の両論併記にとどまる蓋然性が高まる中、市場の視線は9月2日に予定される米雇用統計に向かいそうだ。

<ユーロ>

ECBは7月20―21日に開催した政策理事会の議事要旨で、従来通りに「必要であれば行動する」点を強調したのみならず、「将来の金融政策の行方に対する過度の期待を持たせない」ように対処する旨についても合意した。

これは「金融市場がECBの追加緩和を過度に織り込むことをけん制する内容であり、間接的にではあるが追加緩和に対する消極性を示唆するものといえる」とSMBC日興証券のチーフマーケットエコノミスト、丸山義正氏は述べ、将来の政策期待からユーロが弱くなる可能性は低いとの見方を示した。

為替マーケットチーム

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