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来週は日銀緩和ならドル104円方向か、持続性には疑問

 9月16日、来週の外為市場は、20─21日の日銀決定会合が最大の関心事。総括検証の結果を踏まえ、追加緩和を決定するかが焦点となっている。市場の見方は割れており、緩和なら104円方向に向かいそうだが、円売りの持続性には疑問も残る。写真は都内で2014年11月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 16日 ロイター] - 来週の外為市場は、20─21日の日銀決定会合が最大の関心事。総括検証の結果を踏まえ、追加緩和を決定するかが焦点となっている。市場の見方は割れており、緩和なら104円方向に向かいそうだが、円売りの持続性には疑問も残る。同時期に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるが、利上げが見送られる公算が大きい。

予想レンジは、ドル/円が99.50─104.50円、ユーロ/ドルが1.100─1.1400ドル。週明けは注目イベントを控えて様子見ムードが出やすく、20日までのドル/円は101円から103円から大きく離れないところで動く可能性が高いとみられている。

決定会合が近づく中で事前報道が飛び交い、市場からは、緩和の方向に「かなり煮詰まっている印象」(国内金融機関)との声が出ている。

市場では「追加緩和したときの発射台が102円近辺なら、104円付近までの上昇はありそう。ただ、事前に報道された内容とほぼ同じであれば、材料出尽くし感から円に買い戻しが入りそうだ」(外為アナリスト)との声が出ている。

一方、日銀は7月に上場投資信託(ETF)の買い入れ増額を決めたばかりで、急いで緩和する理由が見出しづらいとの指摘もある。将来的な円高に備え、少ないカードを温存するべきとの声もあり、9月は検証結果を示すにとどめ、実際のアクションは10月以降に見送ると見る向きもある。

追加緩和を見送った場合、ドルは一時的に100円割れとなる可能性もあるが、「今年に入ってから99円台では底堅い。介入警戒感から一気に下値を攻略できず、また持ち直すイメージ」(同)との見方もある。

日銀会合後に結果が発表されるFOMCでは、利上げが見送られる公算が大きい。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長やフィッシャー副議長の発言でにわかに9月利上げの織り込みが進んだが、経済指標がともなわなかった。ブレイナードFRB理事の講演で、9月利上げ観測は大きく後退している。

日米金融政策イベントが同日に行われるだけに、市場では「21日だけで3、4円は動く可能性がある。一週間のレンジのほとんどがこの日に費やされそうだ」(国内金融機関)という。イベントでサプライズがあった場合は、21日だけでは消化できず、22日に余波が出てくるおそれもある。

為替マーケットチーム

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