May 30, 2018 / 7:44 AM / 23 days ago

店頭FXの証拠金倍率、引き下げ見送りを了承=金融庁検討会

[東京 30日 ロイター] - 金融庁は30日の「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」(座長=池尾和人立正大学教授)で、最大25倍となっている現在の店頭FX(外国為替証拠金取引)の証拠金倍率について、10倍への引き下げを見送ることを正式に伝え、了承された。急激な市場変動が金融システム不安に発展するリスクを抑えるため、業者への規制・監督を強化する方針。

 5月30日、金融庁は「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」(座長=池尾和人立正大学教授)で、最大25倍となっている現在の店頭FX(外国為替証拠金取引)の証拠金倍率について、10倍への引き下げを見送ることを正式に伝え、了承された。写真は昨年5月撮影(2018年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

金融庁は検討会で、業者によるストレステストの厳格化を提案した。顧客の未収金の発生リスクについて、建玉残高が少ない1日の取引終了時点ではなく日中最大の建玉残高で把握することや、テストの頻度を年1回から毎日に増やすことを求めた。

ストレステストの結果、自己資本比率が一定の比率を下回る業者に対しては、金融庁が自己資本の積み増しや証拠金倍率の引き下げを求めるとした。

また、日々の取引データについて、金融庁や協会への報告義務を新たに課す方針も示された。

店頭FX取引は年5000兆円程度まで拡大。市場が急変すれば個人投資家の手じまいや損切りが集中し、業者の財務健全性が急速に悪化するばかりでなく、業者の取引先の金融機関も巻き込んでシステム不安に発展しかねないとして、金融庁は証拠金倍率の引き下げを検討してきた。

しかし、業者や個人投資家の間で反対の声が根強く、同庁は店頭FX業者が加入する金融先物取引業協会とともに、業者への規制・監督を強める方針に転換した。

検討会は次回、報告書を取りまとめる。

和田崇彦

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