[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの106円後半。週明け取引は目立った手がかりがなく、売買が交錯。主要通貨はもみあいとなった。
106円後半と前週末と変わらずで寄り付いた週明けのドルは、午前の取引で一時107円台に乗せたものの、その後すぐ106円後半へ再び反落した。台風15号の影響で、東京市場は参加者が少なかったとの指摘もあった。
ドルは前週5日の海外市場で107.23円まで上昇。8月2日以来約1カ月ぶり高値をつけていた。
この日の話題は通貨オプション市場。ドル/円の予想変動率(インプライド・ボラティリティー)が急速に低下中で、8月後半に9%台だった1カ月物はこの日、1カ月ぶり低水準となる6%半ばまで低下した。
市場では、米国と中国が貿易問題に関する閣僚級の交渉を10月に行うことに合意したことで「両国は実質的な進展が得られるよう事前協議を行う計画で、前向きな姿勢を維持することが予想され、ボラティリティーも潜在的に抑制される」(モルガン・スタンレー)との声が出ていた。
ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=
午後3時現在 106.86/88 1.1023/27 117.82/86
午前9時現在 106.93/95 1.1018/22 117.84/88
NY午後5時 106.90/93 1.1027/31 117.86/90
為替マーケットチーム
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