February 14, 2018 / 2:37 AM / 10 days ago

実質GDP、28年ぶり8四半期連続増:識者はこうみる

[東京 14日 ロイター] - 内閣府が14日に発表した2017年10─12月期国内総生産(GDP)1次速報によると、実質GDPは前期比で0.1%増加、年率換算で0.5%増加した。ロイター事前予測の前期比0.2%、年率0.9%を下回った。

ただ、プラス成長は8四半期連続で、1986年4─6月期から1989年1─3月期まで続いた12四半期連続以来、28年ぶりの長期成長となる。市場関係者のコメントは以下の通り。

<みずほ証券 シニアマーケットエコノミスト 末廣徹氏>

市場予想対比では全体的に弱かった印象を持つ。

個別でみると、消費が経済全体の足を引っ張っている。期待されていた設備投資も鈍化しており、消費の弱さを補っておらず、内需が強くないことを確認できた。今後を展望すると、1─3月期は天候不良で野菜が高騰するなどの要因で消費が伸びることは見通せない。

外需に関しては、輸出の伸び率がやや拡大しているが、今回輸入が大きかったので、若干マイナスになった。不安定な状況が続いている。世界経済が昨年は良かったが、今年は疑問で、2018年度の成長率は17年度よりも小さくなりそうだ。

GDPが弱かったことで、円高を心配する声が強まる可能性がある。となれば、日銀の現行の金融政策は変わらず、金利の低位安定が想定される。

<大和証券 シニアストラテジスト 石黒英之氏>

8四半期連続でプラス成長となり、国内景気の基調自体はしっかりしていると受け止められる。市場予想に対し下振れたとはいえ、緩やかな成長局面が続いている。民間設備投資も予想を下回ったが、プラス基調を維持しているという点で前向きにとらえて良いのではないか。

株式市場の下支えになるとは思うが、今はそれよりも米国の動向で相場が動いている面が強い。足元の株式市場への影響はほとんどないだろう。今晩には米消費者物価の発表を控えている。市場予想では若干前月から伸び率が鈍化するとみられているが、予想外の結果となった場合、波乱の展開になる可能性がある。

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