May 12, 2020 / 7:23 AM / 23 days ago

ホンダの業績予想は未定 コロナで「環境厳しい」

[東京 12日 ロイター] - ホンダ(7267.T)は12日、2021年3月期(今期)の連結業績予想(国際会計基準)・配当予想を未定にすると発表した。八郷隆弘社長はオンライン会見で、新型コロナの影響を踏まえ「(ホンダは)厳しい環境下にある」と述べ、同社の事業環境が今後、大きく変化していくとの認識を示した。

 5月12日、ホンダは、2021年3月期(今期)の連結業績予想(国際会計基準)・配当予想を未定とすると発表した。写真はジュネーブで2018年3月撮影(2020年 ロイター/Denis Balibouse)

同席した竹内弘平専務は「売上台数がどのくらいになるか、顧客がどうディーラーに戻るか」などの不透明な要素が多いため、今期業績予想を未定にしたと説明。今期の四輪・二輪販売計画の公表も見送った。リフィニティブがまとめたアナリスト18人の当期利益予想の平均は4011億円となっている。

ホンダの世界工場の稼働状況をみると、現時点で約7割の四輪工場、約5割の二輪工場が稼働している。中国では、広汽本田汽車、東風本田汽車ともに稼働再開済み。同国の4月の販売実績は、前年同月比約90%だった一方、北米では同44.2%にとどまった。

資金繰りについて、竹内専務は3月末に1000億円の社債、1000億円の短期コマーシャルペーパーを発行し、計2000億円の資金を調達したとも説明。3月末時点で、ネットキャッシュは2兆9300億円、月商に直すと約1.9カ月相当を保有しているとした。

4月以降も主要取引先銀行から2000億円の短期借り入れを受けており、「当面の資金需要はまかなえる」と述べた。今後さらに資金が必要な場合は、追加で社債を発行する計画もあり「主要取引先銀行から、さらに融資枠をいただいている」と語った。

コロナの影響を踏まえた部品調達先や生産拠点の分散化の必要性について八郷社長は、一カ所の地域から拠点を移すのは時間がかかり、短期間での対応は難しいと説明。ただ、生産体制を見直す余地はあるとし、必要に応じて国内に拠点を戻す可能性も示唆した。

八郷社長は、新型コロナで世界中の人々の価値観や生活が変わる可能性があるとし「新たな世界に向けて準備を進めていきたい」と述べた。人々は公共交通機関などで「密集」する状況に不安を感じたとし「パーソナルで手に入りやすく、使いやすいモビリティが伸びてくるだろう」との見方を示した。

20年3月期の当期利益は、前の年に比べて25.3%減の4557億円だった。四輪車の販売台数は前年比10.0%減の479万台、二輪車は同4.4%減の1934万台だった。20年1―3月期の当期損益は、295億円の赤字(前年同期は130億円の赤字)となった。新型コロナの感染拡大による需要低迷が響いた。

中国は全体市場が低迷する中で新車投入などを通じ前の年と同程度の販売を維持したが、ホンダの販売台数の多い西海岸や北東部を中心に市場が低迷した北米や、消費増税の影響もあった日本では前の年を下回った。

期末配当は1株当たり28円とした。

*内容を追加します。

新田裕貴 編集:高木匠

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