[東京 15日 ロイター] - 松野博一官房長官は15日午前の記者会見で、足元で円安が進行していることに関連し、為替の過度の変動は経済にとって悪影響と指摘し、為替介入を含め「必要な場合は適切な対応を取りたい」と語った。同時に、今週金融政策決定会合を開催する日銀に対して「政府との連携のもと必要な措置を適切に講じること期待する」と述べた。
日銀に対する期待は、デフレ脱却か為替の安定か、との記者からの質問には「日銀には、経済・物価・金融情勢を踏まえた適切な政策運営を期待する」と答えた。
岸田文雄首相が、北大西洋条条約機構(NATO)首脳会議に参加する際に韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の首脳会談を行わない方向で調整に入った、との報道に関しては「何も決まっていない」と述べた。
産経新聞は14日、政府が、今月下旬にスペインのマドリードで開かれるNATO首脳会議に合わせた岸田首相と尹大統領の首脳会談を行わない方向で調整に入ったと報じた。
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