November 25, 2019 / 2:37 AM / 13 days ago

消費増税、財政の持続可能性への「一里塚」=財政審建議

 11月25日、務省の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は、2020年度予算の編成などに向けた建議を取りまとめ、麻生太郎財務相に手渡した。写真は霞ヶ関の財務省。2011年8月4日撮影(2019年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 25日 ロイター] - 財務省の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は25日、2020年度予算の編成などに向けた建議を取りまとめ、麻生太郎財務相に手渡した。建議は、10月に実施した消費税率引き上げを財政と社会保障制度の持続可能性を確保するための「長い道のりの一里塚にすぎない」と指摘。さらなる歳出・歳入改革に向け、国民の理解を得ることが重要だとした。

建議を受け、財務省は予算編成を本格化する。ただ、与党内で10兆円規模の経済対策を求める意見が出るなど、財政健全化への道のりは険しい。

今回の建議は、低金利下の財政運営のあり方を詳述した。名目金利が名目成長率を下回る状況は、債務残高の対国内総生産(GDP)比の引き下げに有利なことは事実だとしながら、「あくまでもプライマリーバランス(PB)の将来にわたる黒字化に向けた道筋にめどが立っていることが大前提だ」とし、名目金利が低いことを理由に財政健全化を先送りしても構わないとする一部の論調をけん制した。

さらに、雇用情勢が大きく改善してきたにもかかわらず、PB黒字化への取り組みは道半ばだとし、20年度予算でも社会保障関係費の伸びを高齢化による増加分に収めるよう求めた。

20年度予算と併せて編成する19年度補正予算については、大規模な自然災害などの復旧・復興や海外経済の下方リスクの顕在化に対応するために「機動的な財政出動を行う場合でも、真に有効で必要な措置かを慎重に見極めていくべきだ」と要請した。

和田崇彦

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