[東京 5日 ロイター] - 石川県能登地方で5日午後に発生した地震は死者1人、負傷者十数人の被害を出した。午後10時前に震度5強の地震を再び観測するなど余震が相次ぎ、岸田文雄首相は住民に注意を呼び掛けた。
最初の地震は午後2時42分、石川県珠洲市で最大震度6強を観測した。震源の深さは12キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.5と推定されている。
同日夜に会見した岸田文雄首相によると、1人が死亡、十数人が負傷したほか、複数の建物が倒壊した。石川県志賀町にある北陸電力の志賀原発、新潟県柏崎市と刈羽村にまたがる東京電力の柏崎刈羽原発とも異常は確認されていない。
気象庁は同規模の地震が今後1週間程度再び起きる可能性があるとしている。午後9時58分には震度5強の揺れを能登地方で観測した。
岸田首相は「引き続き強い余震や土砂災害に十分注意していただきたい」と語り、7日からの韓国訪問など今後の予定は被害状況を見ながら判断する考えを示した。
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