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訂正-戦略投資上積みも、企業向け商品は一部値上げ=パナHD社長

 パナソニックホールディングスの楠見雄規社長は13日、報道陣の取材に対し、先の中期計画で示した今後3年間の戦略投資額6000億円を積み増す可能性に言及した。幕張メッセで2017年10月撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)

(14日配信の以下の記事で、本文3段落目の楠見社長の名前の漢字を訂正しました)

[東京 14日 ロイター] - パナソニックホールディングスの楠見雄規社長は13日、報道陣の取材に対し、先の中期計画で示した今後3年間の戦略投資額6000億円を積み増す可能性に言及した。また、原材料高には企業間取引を中心に、値上げで対応する方針を示した。

今月1日に公表した中計では、今後3年間で累積2兆円の営業キャッシュフローを創出。車載電池や供給網(サプライチェーン)ソフトなどの成長領域に4000億円、水素エネルギーなどの技術基盤に2000億円を投資する。

楠見社長(訂正)はこの計画について「社会情勢に変化があったとしても、ここ(2兆円の営業CF)に取り組むとの前提に立って(6000億円の投資)はやっていきたい」と達成に向けた決意を表明。さらに上積みする可能性も「WILL(意志)としては」あると言及した。

特に、大きな投資が必要となる車載電池事業が順調に拡大すれば、投資総額は「4000億円では済まない」とも発言。6000億円の投資計画は「目安であって、それ以外の資本政策もいるだろう」との見通しを示した。

最近の原材料高に関しては、空調機器で使用する銅、電池向けのニッケルなどへの「影響が大きい」ことも明らかにした。企業間取引では原価上昇を売価へ転嫁できる契約になっているケースもあるが「一般消費者向けの売価は、価格競争の下で引き上げにくい」という。

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