July 9, 2018 / 8:04 AM / 9 days ago

25年度のPB赤字2.4兆円、名目3.5%の高成長前提でも=内閣府中長期試算

[東京 9日 ロイター] - 内閣府は2025年度に基礎的財政収支(PB)の黒字化を目標とする政府の新たな財政健全化目標への経路を確認するため、中長期試算を経済財政諮問会議に提出した。それによると、25年度のPBは赤字が2.4兆円残る見通しとなった。前提となる、その時点での成長率は実質2.0%、名目3.5%と高成長を見込んでいるが、それでも黒字化は難しい。国債費を含めた財政収支の実質国内総生産(GDP)比率は、1.6%の赤字のまま改善しない見通し。

 7月9日、内閣府は2025年度に基礎的財政収支(PB)の黒字化を目標とする政府の新たな財政健全化目標への経路を確認するため、中長期試算を経済財政諮問会議に提出した。写真は都内で2013年2月撮影(2018年 ロイター/Shohei Miyano)

PBが黒字化するのは27年度になると予想している。国債等残高対GDP比は、低金利のために今後低下が見込まれる。一方、国債費を含む財政収支対GDP比もしばらくは改善が続くものの、成長とともに金利が上昇することで徐々にそのペースが緩やかになり、24年度以降は改善が進まなくなりそうだ。

以上の「成長実現ケース」に対し、「ベースラインケース」では中長期的に実質1.2%程度、名目1.7%程度で推移する前提を置く。その場合、25年度のPB赤字は8.1兆円に上り、27年度でも7.2兆円残る。財政収支対GDP比の赤字は、20年代前半に比べてさらに拡大する見通しだ。

中川泉 編集:田中志保

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