[東京 4日 ロイター] - 麻生太郎金融相は4日、かんぽ生命保険7181.Tの不適切販売を巡り行政処分を受けた日本郵政グループについて「業務改善計画に沿って迅速かつ適切に対応いただくことが重要」との認識を示した。同日午前の閣議後会見で語った。
郵政が1月31日に金融庁と総務省の両省庁に提出した改善計画は、1)適正な営業推進態勢の確立、2)募集管理態勢の強化、3)取締役会などによるガバナンス強化――が柱。麻生氏は閣議後会見で、計画の着実な実行を求めるとともに、不適切販売の発覚で自粛している保険商品販売の再開時期に関し、「進捗状況をみて判断いただく」と語った。
山口貴也 編集:内田慎一
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