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来週の日本株はレンジ相場、世界的に良好なマクロ環境は支え
2017年3月31日 / 06:33 / 8ヶ月後

来週の日本株はレンジ相場、世界的に良好なマクロ環境は支え

[東京 31日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、レンジ相場が予想される。トランプ政権の政策実現性に対する懸念や円相場の高止まりで、足元の日本株は上値の重い展開となっている。新年度入りに伴う新規資金の流入期待も高まらず、大幅な株高は見込み難いが、世界的に良好なマクロ環境は支えになりそうだ。日米で来週発表される経済指標が堅調な内容であれば、日本株も緩やかに下値を切り上げる動きが見込まれる。

 3月31日、来週の東京株式市場は、レンジ相場が予想される。トランプ政権の政策実現性に対する懸念や円相場の高止まりで、足元の日本株は上値の重い展開となっている。写真は都内で2015年12月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

日経平均の予想レンジは1万8800円─1万9300円。

米医療保険制度改革(オバマケア)代替法案でつまずいたトランプ米大統領は、失点を取り戻すべく動き始めている。28日の環境規制撤廃の大統領令に続き、貿易赤字の要因を調査するための大統領令にも31日に署名することが明らかになった。トランプ政策を巡る不透明感は引き続き日本株の重しとなりそうだ。「4月は例年海外勢が買い越すことで知られているが、今年は直近の売買動向を見る限り期待しにくい。内政で前進できなかったトランプ米大統領が今後外交面で強硬手段を取る懸念がある。不安要素はくすぶる」(ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏)と市場関係者はみている。

日経平均は昨年12月から4カ月近くにわたりレンジ相場を継続している。国内外の政治リスクや円相場の高止まりで上値が重い一方、下値を売り込むような動きもみられない。市場では「トランプ政策が停滞しても日米の株式市場は意外に崩れない。投資家の目線が米国の堅調な実体経済に向いているからだろう。月初の経済指標も軒並み良好な内容が予想される。米国で緩やかなリスクオンのスイッチが入る中、日本株も底堅さは維持しそうだ」(大和証券チーフグローバルストラテジストの壁谷洋和氏)との声が出ている。為替が1ドル110円前後であれば2018年3月期の企業業績も増益基調と予想されている。ファンダメンタルズからの不安要素は乏しい。

国内では3日に3月日銀短観が発表される。製造業の景況感や2017年度の設備投資計画が注目点となる。米国では3日に3月ISM製造業景気指数、5日に3月ISM非製造業景気指数が発表される。米実体経済に死角なしと判断されるような内容であれば、米金利上昇によるドル高・円安が日本株の追い風になると予想される。

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