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来週の日本株は底堅い、FOMC後の為替・米国株動向が焦点に
2017年6月9日 / 07:13 / 5ヶ月後

来週の日本株は底堅い、FOMC後の為替・米国株動向が焦点に

[東京 9日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、底堅い値動きとなりそうだ。良好なファンダメンタルズを背景に海外からの資金流入が継続し、日経平均2万円前後での利益確定売りをこなす展開が見込まれる。13日─14日に行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは織り込み済みだが、結果判明後の為替や米国株の反応次第では日本株への影響が避けられない。FOMCを無難に通過すれば、日経平均は上値を試す展開も予想される。

 6月9日、来週の東京株式市場は、底堅い値動きとなりそうだ。良好なファンダメンタルズを背景に海外からの資金流入が継続し、日経平均2万円前後での利益確定売りをこなす展開が見込まれる。写真は東京証券取引所で昨年2月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

日経平均の予想レンジは1万9800円─2万0300円。

コミ―米連邦捜査局(FBI)前長官の議会証言や英国の総選挙などの懸念された海外イベントを通過し、投資家のリスク回避姿勢が後退している。9日の東京株式市場では日経平均が終値で節目の2万円を回復し、株高持続に期待をつないだ。

6月第2週(12―16日)はFOMCが焦点となるが、すでに利上げは織り込み済み。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見で、バランスシート縮小など金融正常化に向けた次の動きを探ることになる。「大きな政策変更があるわけではなく、影響は限定的とみられるが、米利上げ後には短期的な株価調整が入るという過去の経験則もあり、結果判明後の為替、米国株の動向は気になる」(準大手証券)という。FOMC前は様子見姿勢が強まり、方向感に欠ける相場展開が見込まれる。

FOMCを無難に通過すれば、日経平均は上値を試す展開が期待できそうだ。「足元で好業績株、高ROE株が集中的に買われている。日本企業の収益体質の変化が注目されてきた」(SMBC日興証券チーフ株式ストラテジストの圷正嗣氏)との声もある。

8日に発表された5月第5週(5月29日─6月2日)の主体別売買動向で、海外投資家は日本の現物株と先物合計で4735億円の大幅買い越しとなった。現物だけみると9週連続の買い越しだ。日経平均を2万円台まで押し上げた投資主体は海外勢であり、今後もその動向が日本株を左右する。

野村証券エクイティ・マーケット・ストラテジストの伊藤高志氏は「海外勢は日本株のアンダーウエートを修正しているに過ぎない。企業業績や経済見通しに変化がなければニュートラルまで買い戻す動きが続くだろう」とみている。15―16日には日銀金融政策決定会合が開催される。政策変更なしがコンセンサスだが、日銀の出口論をめぐる報道が市場を揺さぶった後であり、黒田総裁の会見は注目される。

株式マーケットチーム

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