[東京 13日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は13日の衆院財務金融委員会で「為替の安定は重要。最近の急速な変動は望ましくない」との認識をあらためて示した。藤巻健太委員(維新)への答弁。
藤巻委員は「ここ2カ月で15円ほど円安に振れた」として政府見解を質した。これに対し、鈴木財務相は「市場動向や経済への影響を緊張感をもって注視していく」と語った。
財務金融委では、急激でなければ円安は(経済に)プラスなのかと重ねて迫る場面もあったが、鈴木財務相は「円安には両面がある。輸出産業はプラスだが輸入は物価高につながる両面がある。一概に急激でなければ良いとか、一律的に言うのは難しい」とした。
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