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第2のアルケゴス注視、金融機関はリスク管理の見直しを=全銀協会長

[東京 15日 ロイター] - 全国銀行協会の三毛兼承会長(三菱UFJフィナンシャルグループ会長)は15日の定例会見で、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの巨額損失問題について、現時点での金融市場全体や実体経済への影響は限定的とする一方、「新たなアルケゴス」が出現しないか注視すべきとの認識を示した。各金融機関が改めてリスク管理態勢を見直す必要があるとも語った。

三毛会長は、ダウ平均株価や日経平均株価の推移を踏まえるとすぐに連鎖的な金融危機となるような状況にはないと指摘。一方で、高レバレッジ取引の背景に過剰流動性がある可能性も否定できないとの考えを示し「今後、第2・第3のアルケゴスが出現するか否か、注視する必要がある」と語った。

国内においてもこの問題が規制の見直しや強化の議論に繋がる可能性を視野に入れ、各金融機関がリスク管理態勢の見直しを実施する必要があると述べた。

英投資ファンドなどから買収提案を受けている東芝に関しては、ガバナンスの在り方について株主や投資家などのステークホルダーへの説明責任を果たすべきとの考えを示した。

東芝では前日、車谷暢昭氏が辞任を申し出たことを受け、同日付で綱川智氏が社長に復帰した。

全銀協は15日、三井住友銀行の高島誠頭取の7月からの会長職就任が内定したと発表した。みずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長は、傘下のみずほ銀行で相次いだシステム障害の改善対応に専念するため、内定していた会長の就任を辞退する。

みずほグループが全銀協の会長職を見送るのは2回目。2011年の東日本大震災直後にみずほ銀でシステム障害が起きた際は、全銀協会長だった三井住友銀頭取が任期を延長し、7月からは当時の三菱東京UFJ銀行頭取が会長に就任した。

*内容を追加しました。

新田裕貴 編集:田中志保

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