November 10, 2015 / 4:12 AM / 4 years ago

ゆうちょ・かんぽの限度額上げ、年度内実施へ調整=政府・与党筋

 11月10日、政府・与党は、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の預入、契約限度額をいずれも引き上げる方向で調整に入った。写真は都内の郵便局で2日撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 10日 ロイター] - 政府・与党は、ゆうちょ銀行(7182.T)とかんぽ生命保険(7181.T)の預入、契約限度額をいずれも引き上げる方向で調整に入った。複数の政府、与党幹部が明らかにした。具体的な引き上げ額は郵政民営化委員会(増田寛也委員長)で諮ったうえ、年明けにも総務、金融の両省庁が政令の改正手続きに移る。

ゆうちょ銀への預け入れは通常、定期、定額貯金のいずれも1000万円が上限となっている。与党からの要請を踏まえ、これらを対象に300万円から500万円を上積みする案が浮上している。実現すれば700万円から現在の1000万円となった1991年以来、24年ぶりの引き上げとなる。

一方、かんぽ生命の契約限度額についても、小幅に引き上げる方向だ。

ゆうちょの貯金残高は177兆円と、大手民間の預金残高(三菱東京UFJ銀行は124兆円)をはるかに上回る。上場を機に「民業圧迫」との批判をかわす狙いで設けた規制を緩和し、経営の自由度を高める。

ゆうちょは現在、集めた資金の多くを国債で運用しているが、今後は、新興国など利回りを狙える外貨建て債券への投資を増やす。所管する金融庁の認可が得られれば、プライベートエクイティ(PE)やプロジェクトファイナンス(PF)にも選択肢を広げる。

金融界からの強い反発で、自民党の特命委員会が提案した9月末までの引き上げは遅れをとった。全国銀行協会などの関連団体は、なお反対の立場をとっており、結論を得るまでの曲折も予想される。

自民特命委は今年6月の提言で、ゆうちょの預入限度額を3000万円に、かんぽの契約限度額を2000万円に、それぞれ引き上げるよう政府に求めていた。与党が求める「上限撤廃」は見送る。

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