June 18, 2018 / 5:45 AM / 3 months ago

米グーグル、中国JDドットコムに5.5億ドル出資

[シンガポール 18日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは中国の電子商取引大手、京東商城(JDドットコム)に5億5000万ドルを出資する。

 6月18日、米アルファベット傘下のグーグルは中国の電子商取引大手、京東商城(JDドットコム)に5億5000万ドルを出資する見通しだ。写真はベルリンで2015年8月撮影(2018年 ロイター/Pawel Kopczynski)

両社は今回の出資について、広範なパートナーシップの一環とし、グーグルのショッピングサービスにおけるJD商品の販売促進が含まれるとした。

グーグルは急速に拡大しているアジア市場で事業を拡大するとともに、米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムなどとの競争に備えたい考え。JDにとっては拠点としている中国や東南アジアの枠を超え、欧米市場でのプレゼンス確立に資するという。

複数の会社関係者によると、グーグルは中国の法律に従って検索結果を制限することを拒否しているため、同社の主要サービスがブロックされており、今回の出資合意においてグーグルが中国で新たにイニシアチブを取ることは含まれていないという。

JDの株主は中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)や中国の電子商取引大手アリババ・グループ、米小売り最大手ウォルマートなど。

JDへの出資はアルファベット傘下の投資会社ではなく、グーグルの事業部門が行う予定。

グーグルは今回の出資において、JDが新たに発行するクラスA普通株2710万株を取得する。JDの広報担当によると、発行する新株は発行株の1%に満たないという。

アトランティック・エクイティーズのアナリスト、ジェームズ・コードウェル氏は、「JDがウォルマートと近い関係にあることを踏まえると、今回の投資を受け、グーグルとウォルマートの結び付きは一段と強まるとみている。こうした動きは、電子商取引の分野で米アマゾンと中国のアリババに次ぐ第3の勢力確立を見据えたものである可能性がある」としている。

グーグルは中産階級が急速に成長しているアジアに対する投資をこのところ加速させており、最近ではインドネシアの配車サービス大手のゴジェックに出資一部関係筋の間ではグーグルはインドのインドのネット通販大手フリップカートにも出資するとの見方も出ている。

グーグルはフリップカートへの出資を巡る観測についてコメントを控えているが、フリップカートを巡ってはウォルマートが株式77%を取得することで合意している。

JDと競合するアリババにはソフトバンクが出資。JDにとってグーグルから出資を受けることは、アリババとの競争に向け世界的な提携を築く決意の表れとも言える。JDの最高戦略責任者(CSO)、Jianwen Liao氏は声明で「グーグルとのパートナーシップを通して、全世界の顧客に対し最高のショッピング体験を提供するための幅広い可能性に道が開ける」との見方を示した。

午前の取引でJDの米市場上場株は約3.6%高となっている。

*内容を追加します。

 6月18日、米アルファベット傘下のグーグルは中国の電子商取引大手、京東商城(JDドットコム)に5億5000万ドルを出資する見通しだ。写真はヘルメットに印刷されたJDドットコムのロゴ。北京で16日撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)

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