June 27, 2019 / 11:00 PM / in 25 days

JDI、ハーベスト・オアシスが出資を機関決定 再建なお不透明

 6月28日、経営再建中の液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)は出資の受け入れで合意していた中国の投資会社ハーベスト・テック・インベストメント・マネジメントから出資に必要な機関決定を行った旨の報告を受けたと発表した。2016年8月撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 28日 ロイター] - 経営再建中の液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)(6740.T)は28日、出資の受け入れで合意していた香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントから出資を決定した旨の通知を受けたと発表した。

中国の投資会社ハーベスト・テック・インベストメント・マネジメントもすでに出資を決定しており、これで調達予定額最大800億円のうち最低683億円が決まった。ただ、出資には条件がつけられており、再建の先行きはなお不透明だ。

オアシスは1億5000万ドル(約161億円)以上、1億8000万ドル(約193億円)以下の出資を確約した。ただ、確約には、1)主要顧客から製品の購入中止または購入量の大幅な削減の検討・決定に関する通知を受けていないこと、2)オアシスによる出資が完了するまで、株価(終値)が30円を下回らないこと、3)JDIの調達額が600億円以上であること──などの条件がつけられており、霧はまだ晴れていない。

ハーベスト・テックは3億ドル(約322億円)の出資と、JDIが資金需要に応じて追加で調達する可能性がある200億円についても出資を確約した。3億ドルのうち、1億ドル(約107億円)は大口顧客の米アップル(AAPL.O)が拠出する予定だが、この確約はまだ得られていない。また、ハーベスト・テックの出資は中国政府の介入がないことが条件となっている。

アップルはJDIへの貸付金の返済条件を緩和することでも合意した。

今回、オアシスが出資を決めたことで、経営再建に向けた動きは一歩前進した。ただ、ハーベスト・テックとオアシスの出資には条件がつけられているほか、調達予定額にはまだ117億円足りず、再建が予定通り進むか、不透明感が漂っている。

JDIは現在、他の企業とも出資の受け入れについて協議中だが、現時点で確約は得られていないという。

*情報を追加します。

志田義寧 編集:石田仁志

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