[東京 15日 ロイター] - ジャパンディスプレイ(JDI)6740.Tが15日発表した2018年3月期(日本基準)の最終損益は2472億円の赤字となった。赤字は4年連続。スマートフォン向けディスプレーの需要減と構造改革費用の計上で過去最大の赤字になった。
売上高は前年比18.9%減の7175億円、営業損益は617億円の赤字だった。
構造改革に伴い、特別損失1423億円を計上した。
2019年3月期は狭額縁の液晶パネル「フルアクティブ」の需要増で下期から回復を見込んでおり、売上高は前年比10─20%増、営業利益率は2─3%とプラス転換を予想している。
具体的な数値予想は開示していない。
会見した東入来信博・会長兼最高経営責任者(CEO)は「フルアクティブをきっちりと立ち上げることが大事だ。18年度はいかなることがあっても黒字化を実現する」と語った。
志田義寧
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