[東京 8日 ロイター] - 海外とのモノやサービス、投資などの取引状況を示す2016年1月の経常収支は5208億円の黒字となった。ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値(7190億円程度の黒字)を下回ったが、14年7月から19カ月連続で黒字を確保した。
財務省が8日発表した。世界的な原油安や訪日外国人の増加で黒字の基調が続いており、潜在的な円高圧力になりそうだ。
原油価格の下落で輸入額が減少する一方、海外から受け取る特許使用料や配当収入は高い水準を維持した。貿易・サービス収支は6377億円の赤字だったが、第1次所得収支は1兆3310億円の黒字だった。
*内容を追加しました。
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