February 28, 2018 / 12:07 AM / 8 months ago

鉱工業生産、1月は前月比-6.6%と大幅減 米向け自動車輸出不振

[東京 28日 ロイター] - 経済産業省が28日発表した1月鉱工業生産指数速報は、前月比6.6%低下となった。4カ月ぶりのマイナス。ロイター予測の前月比4.2%の低下を下回り大幅な減産となった。先行きも一進一退の計画となっており、今年第1・四半期の生産水準は前期より低下する可能性もありそうだ。経済産業省は生産の基調判断を「緩やかに持ち直している」として、2年半ぶりに下方修正した。

 2月28日、経済産業省が発表した1月鉱工業生産指数速報は前月比6.6%低下となった。4カ月ぶりのマイナス。写真は日本の国旗。川崎市で2011年1月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

1月の減産幅は、東日本大震災が起きた2011年3月の16.5%減以来の大きさだった。生産の足を大きく引っ張ったのは輸送機械で、前月比14.1%減。もともと12月の反動で減産が計画されていたものの、それすら下回った。経産省では、北米自動車市場の不振により、完成車・部品ともに輸出が落ち込んでいることが主因とみている。

自動車以外でも、従来けん引役だった電子部品・デバイス工業でメモリやCCDを中心に6.3%の減産となった。生産計画に対する実現率が9.2%の下振れとなったことに加え、2月の計画も大幅に下方修正されたことも懸念材料だ。

汎用・生産用・業務用機械が前月比7.8%減となったが、こちらは前月までの好調の反動減の範囲内だ。

生産予測指数は2月が前月比9.0%上昇、3月が同2.7%の低下と一進一退の動きで、右肩上がりの生産拡大は見込みづらい。2月は反動増もあり増産が予想され、経産省が誤差なども調整した試算では4.7%程度の増産が見込まれている。しかし3月は再び落ち込む見通し。設備投資を占う資本財の生産計画も、2月増産後に3月にはそれを相殺するマイナスが予想されている。

先行きの生産動向については、好調な企業収益や世界経済の拡大といった経済環境もあり、調査機関の間では基本的には前向きの見通しが大勢だ。「1月の生産は大きく下振れたが、あくまで事前に計画された減産の範囲内の動き。内外需が変調を来たしているわけではない。18年も鉱工業生産は上昇基調を維持するだろう」(農林中金総合研究所)との見方もある。

ただ1─3月期について経産省では、予測値からみて8四半期ぶりに前期比比減産となる可能性もあるとみている。

*内容を追加します

中川泉 編集:田中志保

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below