July 9, 2020 / 1:49 AM / a month ago

当面コロナの影響を注視、必要あれば躊躇なく追加緩和=日銀総裁

[東京 9日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は9日、日銀本店で開いた支店長会議であいさつし、国内外における新型コロナウイルス感染症の影響で国内景気は厳しい状態が続くと指摘。当面、新型コロナウイルスの影響を注視し、必要があれば躊躇(ちゅうちょ)なく追加緩和措置を講じると述べた。

黒田総裁は、新型コロナの流行に伴う経済活動の停滞を受けて打ち出した一連の政策に言及し、「引き続き企業などの資金繰り支援と金融市場の安定維持に努めていく」と話した。

また、2%の物価目標の実現を目指し「これを安定的に持続するために必要な時点まで長短金利操作付き量的・質的金融緩和を継続する」と発言した。政策金利は「現在の長短金利の水準、またはそれを下回る水準で推移することを想定している」とした。前回4月の支店長会議ではこうした文言がなかったが、今回のあいさつでは再びこの文言が入った。

黒田総裁は景気について、感染症の影響が終息していけば、抑制されていた需要の顕在化や挽回生産が見込まれることに加え、緩和的な金融環境や政府の経済対策にも支えられて改善していくとの見通しを示した。物価は当面、新型コロナや原油価格下落などの影響でマイナスで推移するとみられるが、その後は「景気が改善していくもとで、プラスに転じたあと、徐々に上昇率を高めていく」と述べた。

金融システムは全体として安定性を維持していると指摘。金融環境は全体として緩和した状態にあるが、企業の資金繰りが悪化するなど「企業金融面で緩和度合いが低下している」とした。

九州など各地で相次いでいる豪雨災害について、黒田総裁は「災害の実体経済への影響を注視し、金融機能の維持と資金決済の円滑の確保に努めていく」と述べた。

和田崇彦 編集:内田慎一

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