[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米JPモルガン・チェースJPM.Nは、米低所得層の経済的健全化を支援するフィンテック新興企業向けプログラムに2500万ドルを投資する。同行の幹部が24日、明らかにした。
グローバル慈善事業責任者のカレン・キーオ氏は、国民の信用状況改善や資産構築を支援する革新を企業に促すプログラム「フィナンシャル・ソリューション・ラボ」への投資が、ハーレム地区などのコミュニティーの人々の金融面での支援につながると指摘。
その上で、同行は長きにわたり、コーチングや自発的に望ましい行動を促す手法とフィンテックを組み合わせることが、市民の経済的健全性に不可欠だと考えてきたと語った。
同行はまた、ハーレムにある支店を新たに改修し、地域の人々や企業が自由に利用できる複数の会議室を設置した。
これらの取り組みは同行が金融アプリの支援や、支店に会議スペースを設けることで新たな顧客獲得を目指していることを示している。
同行は、今後ロサンゼルスなどにも、ハーレムと同様の支店を開設する計画だ。
米銀の間では、より多くの顧客に支店に足を運んでもらおうと、カフェを併設するなど新たなトレンドが広がりつつある。
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