[東京 19日 ロイター] 三菱自動車工業7211.Tは19日、荷物の集配に適した商用車タイプの電気自動車の開発に取り組む考えを明らかにした。日本郵政グループの郵便事業会社が、約2万台の保有車を電気自動車に切り替える計画を示しており、三菱自動車は商用車を揃えて受注につなげたい考え。
同日午前の定時株主総会で、相川哲郎常務が述べた。
三菱自動車が来年夏以降に国内投入する電気自動車「アイミーブ」は、軽自動車をベースにした乗用車タイプ。相川常務は「まずは(郵便事業会社に)『アイミーブ』を使ってもらい、できるだけ早く集配車用のバンを開発していきたい。ぜひ受注をしていきたい」と語った。
さらに相川常務は、「アイミーブ」を2010年にも欧州で発売する計画も明らかにした。今年秋から10台ほど試験投入し、市場の反応を見極める。各国の当局と税制優遇などについても話し合っていくという。これまで三菱自動車は「アイミーブ」の海外展開について、2010年以降とだけ説明してきた。
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