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ソニー、モバイル事業の来期黒字化は必達目標=鈴木執行役

[東京 4日 ロイター] ソニー6758.Tの鈴木国正執行役EVP(ソニーモバイルコミュニケーションズ社長)は4日、ロイターなどとのインタビューで、スマートフォン(多機能携帯電話・スマホ)などモバイル事業について、来期黒字化を必達目標にする考えを示した。

3月4日、ソニーの鈴木国正執行役EVP(ソニーモバイルコミュニケーションズ社長)は、スマートフォンやタブレット端末で構成するモバイル事業について、来期の黒字化に向けていろいろな手を打っていると述べた。写真は2月、都内で撮影(2013年 ロイター/Shohei Miyano)

これに向けて、来期のスマホ販売台数は、今期計画の3400万台以上を目指す考えを示した。

スマホ「エクスペリア」のほか、タブレット端末「エクスペリアタブレット」、パソコン「バイオ」などで構成するモバイル事業は、ソニーの中核事業と位置付けられているが、4―12月期の営業赤字は726億円に達しており、通期でも大幅な赤字を計上する見通し。

鈴木執行役は「来期の黒字化に向けていろいろな手を打っている」と述べたうえで「黒字化したいではなく、黒字化する」と強調。ソニーモバイルは12―13年度にかけて1000人規模の人員削減を行うなど構造改革を進めているが、来期に向けては「(スマホの)トータル数量は最低でも増やしていかなければならない」と述べ、スマホ販売は今期計画の3400万台より上積みが必要との認識を示した。

<エクスペリアで新興国向けモデルも>

今後、スマホの拡大が見込まれる新興国市場については、ノキアNOK1V.HEが「ルミア」の廉価版を発表するなど各社が対応を強化している。また、HTML5を開発言語にした「Firefox(ファイアフォックス)」など低価格機種向けのOSを開発する動きも出てきている。

鈴木執行役は、新興国市場の対策について「(エクスペリアZのような最上位の)フラッグシップモデルを先進国で作りこんでいくのが大前提だが、その下のモデルなど新興国のアプローチもやっていきたい」と述べた。一方で、新興国の製品開発においても、エクスペリア以外のブランドでの展開は「考えていない」として否定的な見解を示した。

ソニーはスマホ市場において、サムスン電子005930.KSと米アップルAAPL.Oの「2強」が支配的な地位を占める中で「全世界で3位のポジションを確実にねらう」(平井一夫社長)ことを目指している。

鈴木執行役は、ソニーグループ内の画像処理や映像・音響技術を盛り込んだスマホの「エクスペリアZ」を2月に発売したのに続き、タブレット端末の「エクスペリアZ」を3月から世界市場に投入することを強調。その上で「しっかりした確固たる3位になる。地域ごとに1つ1つ強くしていくことで結果としてグローバルで(3位以内)という道筋がみえてくる」と述べた。

(ロイターニュース 村井令二 編集 内田慎一)

*内容を追加して再送します。

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