[サンフランシスコ 13日 ロイター] 米アップルAAPL.Oでマーケティングを統括するフィル・シラー氏は13日、ロイターとのインタビューに応じ、米グーグルGOOG.Oのモバイル端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」や、同OS搭載のスマートフォン(多機能携帯電話)を開発する韓国のサムスン電子005930.KSに批判的な見方を示した。
サムスンは14日、スマートフォンの新機種「ギャラクシーS4」をニューヨークで公開する。アップルのお膝元の米国でシェアを拡大できるか、関心が集まっている。
シラー氏は、グーグル独自の調査で、アンドロイド端末の大多数のユーザーが旧バージョンのOSを利用していることが明らかになっていると指摘。サムスンの新機種も1年前のOSを搭載する可能性があり、ソフトの更新が必要だと批判した。
同氏は、アンドロイドには多数のバージョンが出回っているという「断片化」の問題があり、「ギャラクシーS4も1年近く前のOSを搭載するとのうわさがある。顧客はOSのアップデートを待つ必要がある」との見方を示した。
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