[ソチ 11日 ロイター] -北カフカスを拠点とするイスラム系武装集団が支持者らに、冬季五輪開催中のソチでの地震発生を祈るよう訴えている。「ロシアの異教徒」との戦いで殉死したイスラム教徒のための報復だという。
「地震の祈り」を呼び掛けているのは、イスラム国家の樹立を目指す武装勢力「カフカス首長国」の一派。インターネット上に10日投稿された文書で「(ソチは)無神論者や異教徒らの五輪だ。やつらは傲慢にも、我々の祖先がイスラムを守るために血を流した大地での開催を決めた」とし、 「この手紙を読める人は誰でも、全能の神がソチの大地を地震で壊すよう祈ることができる」と支持者らに訴えた。
ソチはイスラム教徒の多い北カフカス地域の西端に位置し、今回の五輪では、先住民チェルケス人が19世紀に追放されるまで多く住んでいた場所でも競技が開催されている。
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