[東京 15日 ロイター] ラディアホールディングス4723.T(旧グッドウィル・グループ)は15日、産業活力再生法に基づく裁判所外での企業再生手続きである「特定認証紛争解決手続き(事業再生ADR)」を申請する準備に入ったと発表した。2009年6月期で200億円の債務超過となる見通しで、上場廃止基準に抵触するおそれがあるとしている。
東証は15日、同社の株式を監理銘柄(確認中)に指定すると発表した。
同社は同日、09年6月期の連結当期赤字幅が従来予想の100億円から140億円に拡大する見通しになったと公表。米ファンドのサーべラスグループ [CBS.UL]と米モルガン・スタンレーMS.Nが組成するファンドを引き受け先とする136億円の第三者割当増資が中止となり、「当社単独では抜本的な再生を図ることが困難な状況になった」(ラディアHD)としている。
今後は、事業再生ADRの手続きの中で、全取引金融機関と協議を進めていくとしている。
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