[東京 31日 ロイター] デンソー6902.Tは31日、2009年4─9月期の連結業績予想を上方修正し、営業損益を750億円の赤字から400億円の赤字(前年同期は1147億円の黒字)に引き上げた。固定費の削減が想定以上に進んでいるほか、自動車メーカーの生産が上向き始めたことを織り込んだ。
10年3月通期の業績見通しは、事業環境が不透明として従来予想の営業赤字400億円(前年同期は373億円の赤字)を据え置いた。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト17人の予測平均値は445億円の営業赤字。
同時に発表した09年4─6月期の連結業績は151億円の営業赤字(前年同期は741億円の黒字)だった。世界的な自動車需要の減少で工場の操業率が低下したことに加え、円高が損益を圧迫した。
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(ロイターニュース 久保 信博記者)
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