[ヒルズボロ(米オレゴン州) 7日 ロイター] - 米オレゴン州ポートランド郊外の森の奥深くに突如現れる旅客機。退役したこのボーイング727型機は現在、「家」として第2の人生を送っている。
727型機の持ち主は、元電気技師のブルース・キャンベルさん(64)。1999年に、退役したジェット機をスクラップにされるところから救い出し、再利用する構想を思いついたという。
キャンベルさんは、コックピットやトイレ、LED照明や座席など機内に元々あった機能を改修して利用している。現在、1年の半分を同機で過ごし、残りの半分は日本に滞在。機内では布団で寝て、来客には靴を脱いでもらうという日本式の生活を送っている。
そして今、キャンベルさんは同じことを一から始める準備ができている。ボーイング747型機の購入を希望し、日本に移ることを検討しているという。
同じように航空機を自宅に改造している人は、テキサス州やコスタリカ、オランダなどにもいるという。「たいていの人はある程度、オタク心があると思う。大切なのは楽しむこと」だと、キャンベルさんは語った。
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