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ロシア反体制派、「プーチンはソ連時代に時計の針戻した」

8月19日、旧ソ連崩壊への転換点となったクーデター未遂事件から21年を迎えたこの日、ロシアの反政府活動家らがモスクワの連邦政府庁舎前で抗議デモを行い、プーチン政権の平和的退陣を訴えた。写真は同事件の記念集会で撮影(2012年 ロイター/Sergei Karpukhin)

[モスクワ 19日 ロイター] 旧ソ連崩壊への転換点となった1991年8月のクーデター未遂事件から21年を迎えた19日、ロシアの反政府活動家らがモスクワの連邦政府庁舎前で抗議デモを行い、プーチン政権の平和的退陣を訴えた。活動家らは、プーチン大統領は民主化へのプロセスを逆行させたとしている。

ロシアでは17日、「反プーチン政権」の曲を演奏したとして起訴された女性パンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人に対し、裁判所が禁錮2年の実刑判決を言い渡した。これに対しては、野党政治家や市民の間から、旧ソ連時代の見せしめを呼び起こす取り締まりの一環だとの声が出ている。

21年前のクーデター未遂事件で命を落とした3人の追悼集会では、妻子を連れた31歳の男性が「民主化をめぐる状況は15年に比べて相当に悪くなった」とため息をもらした。また、旧ソ連時代に反体制派だった82歳の人権活動家は「我々は振り出しに戻ってしまった」と語った。

プッシー・ライオットの裁判をめぐっては、米歌手マドンナや英歌手ポール・マッカートニーら大物ミュージシャンから寛大な措置を求める声が出ていたほか、禁錮2年の判決に対しては、欧米政府からも反発の声が挙がった。ロシアの野党指導者らは、国内外で注目を集めた同裁判により、来月から予定している反政府デモには多くの人が参加することを望んでいる。同国では今年に入り、プーチン大統領復帰に抗議する数万人規模のデモが行われていた。

しかし、19日の追悼集会に参加したのは数百人。「(プッシー・ライオットの判決は)ショッキングだ。復讐心に燃える卑劣なKGB男は自分に刃向う言葉は聞き入れることができない」。昨年来の反政府デモにも何度も参加したという53歳の女性はこう語り、今回の裁判により、反体制派を容赦しないプーチン政権の姿勢が示されたと指摘。「ただ自分は感情のはけ口が必要だから、ここに来なくてはならなかった」と語った。

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