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米小学校の銃乱射で児童ら26人死亡、オバマ大統領も涙

12月14日、米東部コネティカット州の小学校で、乱射事件が発生し、児童20人を含む少なくとも26人が死亡した(2012年 ロイター/Adrees Latif)

[ニュータウン(米コネティカット州) 14日 ロイター] 米東部コネティカット州の小学校で14日、男が銃を乱射し、児童20人を含む26人が死亡した。

州警察当局は記者会見で、容疑者の男は、事件のあったサンディフック小学校の校内で死亡したと発表。2人の警察当局者はロイターに対し、男はアダム・ランザ容疑者(20)だと語った。また、報道によると、ランザ容疑者は銃を4丁持ち、防弾チョッキを着ていたという。

サンディフック小学校がある同州ニュータウンは人口約2万7000人の小さな都市。小学校には5―10歳の児童が通っており、事件発生時はちょうど朝礼の時間だった。警察によると、2つの教室で銃が乱射された。中には、銃声が100発程度聞こえたと証言する目撃者もいた。

米紙ニューヨーク・タイムズの報道によると、容疑者は教室に侵入し、教師である自分の母親や児童を銃撃。容疑者は自殺したと伝えている。

娘を迎えに来たというある保護者は「親も子どもも皆、ヒステリー状態だった。撃たれたのかは分からないが、校舎から出てきた子どもたちは血まみれだった」と話した。

同事件を受け、オバマ米大統領はテレビ演説を行い、「胸が張り裂ける思いだ」と涙をぬぐいながら述べ、このような惨事が二度と繰り返されぬよう政治的立場を超えて協力し、措置を講じなくてはならないと語った。

米国では11日にもオレゴン州のショッピングモールで男が乱射し2人を殺害した後、自殺したほか、7月にはコロラド州の映画館で乱射事件が発生し12人が死亡、58人が負傷するなど、乱射事件が相次いでおり、銃規制に関する議論が再燃しそうだ。

*内容を追加して再送します。

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