[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米ニューヨーク市長選への出馬を表明しているアンソニー・ウィーナー氏(48)は23日、下院議員辞職後も女性にわいせつな内容のメッセージや写真を送信していたことが明らかになったことを受け記者会見を開いた。写真などの送信を認めた一方で、選挙戦から撤退するつもりはないと表明した。
民主党のウィーナー氏は2011年6月、インターネット上で複数の女性に自身のみだらな写真を送ったことを認め、下院議員を辞職していた。
ウィーナー氏は会見で、新たに明るみになったわいせつな内容のチャットや写真の送信を一部認めた上で、「それでも2度目のチャンスを与えてほしい」と訴えた。クリントン前国務長官の側近でもある妻のウマ・アベディン氏も会見に同席した。
ゴシップを掲載するウェブサイト「TheDirty.com」は22日、20代前半の女性からウィーナー氏とのチャット内容と写真を入手したと発表。チャットは同氏の下院議員辞職後の11年7月に始まり、今年まで続いていたという。
ウィーナー氏は今年5月にニューヨーク市長選への出馬を表明。世論調査ではニューヨーク市議会議長のクリスティン・クイン氏とトップの座を争っている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」