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米コロラド州で大麻販売を解禁、医療目的以外で全米初

1月1日、米コロラド州で嗜好用大麻の販売が始まり、夜明け前から店舗の前に並んでいた愛好家らが解禁を喜んだ(2014年 ロイター/Rick Wilking)

[デンバー 1日 ロイター] -米コロラド州で1日、嗜好用大麻の販売が始まり、夜明け前から店舗の前に並んでいた愛好家らが解禁を喜んだ。医療目的以外で大麻の合法的な販売が解禁されるのは全米初。

以前は医療用大麻を販売していた約30の薬局が、新たに嗜好用大麻の店舗として州規制当局から認められ、現地時間の午前8時ごろから販売を開始。店に詰めかけた数百人の中には遠くの州から訪れた人もおり、デンバーの店舗前で並んでいた男性は「歴史的な瞬間だ。こんなことが起こるなんて思いもよらなかった」と解禁を歓迎した。

ただ一方では、経済的な生産性が低下したり、交通事故などが増えたりするとして、利益より弊害が上回ると指摘する反対意見もある。

コロラド州の法律では、州内の住民であれば1回当たり最大1オンス(約28グラム)まで、州外の住民であれば4分の1オンスまでの購入に限られる。州当局は、年間の収益が5億7800万ドル(約609億円)に上ると試算しており、そのうち6700万ドルは税収として見込んでいる。

同州では2012年11月の住民投票で、成人による大麻の所持や栽培、個人的な使用はすでに合法化されていた。

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