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米上院が債務上限引き上げ法案可決、共和党内部にしこりも

2月12日、米上院は、連邦債務上限を無条件で引き上げる法案を賛成多数で可決した。下院は同様の法案を前日可決済みで、オバマ大統領の署名を経て成立する。ワシントンの連邦議会議事堂で1月撮影(2014年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 12日 ロイター] - 米上院は12日、連邦債務上限を無条件で引き上げる法案を賛成多数で可決した。下院は同様の法案を前日可決済みで、オバマ大統領の署名を経て成立する。

今回の債務上限引き上げは、野党共和党が当初求めていた上限引き上げに同意するための条件を取り下げたことにより、可決にこぎつけた。米政府は1年間国債を発行して資金を調達することが可能になる。

本会議での採決は、賛成55票、反対43票と上院の党勢を反映する結果となった。

オバマ大統領は可決を歓迎する一方、共和党は上限引き上げの条件として別の政策を押し付ける手法をやめるべきだと指摘。「瀬戸際政策による政治が終わり、雇用拡大や経済強化に向けて前進することを望む」と述べた。

ルー財務長官は声明で、可決により企業や投資家の信頼感が高まり、経済成長押し上げにつながるとの見解を示した。

上院では、保守のティーパーティー(茶会)系のテッド・クルーズ議員の反対により、採決を実施するための手続き的な採決が実施されることになり、状況は一時緊迫した。しかし、今年の中間選挙で再選を目指す共和党のマコネル上院院内総務やコーニン議員などが採決に賛成することを決めたため他の共和党議員も同調、本採決に進むことができた。

クルーズ議員の法案阻止に向けた対応を封じるために手続き採決を行ったことについて、一部の共和党議員は、保守系からの攻撃が強まるとして不快感を示した。ある関係者は「クルーズ議員は同僚議員に忍耐を強いただけで、何ら得るものはなかった」と批判した。

上限引き上げの期限は前週末。財務省は緊急措置でやり繰りしているが、それも今月末には尽きるとされ、市場では、デフォルト(債務不履行)や、昨年10月に起きたような政府機関閉鎖への懸念が強まっていた。

*情報を追加しました。

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