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ブログ:来春から始まる大学講義の無償公開

写真は11日、「日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)の設立会見。JMOOC提供(2013年 ロイター)

宮崎  亜巳

大学レベルの講義を無償で一般に公開する「大規模公開オンライン教育」の推進を目的とした「日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が11日に設立された。

2012年から米国を中心に急速に普及してきた「MOOC(Massive Open Online Courses)」を日本でも浸透させることを目指す。MOCCは現在世界で数百万人が受講しているものの、講義が英語であることや、参加する大学に対し厳しい制限があり、日本の大学が参加することは厳しい状況にあったため、日本版のMOOCを定着させたいとしている。

11日の設立記者発表には、多くの国内メディアが集まり、関心の高さが示された。JMOOCの白井克彦理事長(早稲田大学学事顧問)は会見で「学術的な知識を身に着け、視野や知見を広げたい社会人や、少し背伸びすることで進路選択に役立てられる高校生など、多くの人の人生を変えていける可能性があるプロジェクト」とその意義を語った。

現在、参加を表明しているのは東京大学など国内13大学。2014年4月から10講義程度の配信を順次開始する。内容は、統計学や政治学、服飾の歴史、サブカルチャー論など多岐にわたるという。またNTTドコモや住友商事、富士通などが特別会員として参加し、NTTドコモが講義の配信プラットフォームを提供するなど、産学協同の試みとなる。

誰もが無償で大学レベルの講義を受講できることは、学校教育を途中であきらめた若者や、学校に通う時間がとれない主婦、定年退職後も学習意欲を持つ高齢者などにとって大きな意味があると思う。提携大学の拡大や、修了証の授与など、課題はまだ多いが、今後の発展に期待したい。

(東京 18日 ロイター)

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