[東京 12日 ロイター] ムーディーズ・ジャパンは12日、ソニー6758.Tの長期発行体格付け、長期シニア無担保社債格付けをBaa1からBaa2に引き下げたと発表した。格付の見通しはネガティブ。
ムーディーズによると、今回の格下げは、8月6日に開始した格付け見直しの結論。同社の収益性とキャッシュフローの低迷、テレビおよび携帯電話事業における赤字の継続、主要製品の競争力の低下を踏まえた。また、消費者心理の低迷、し烈なグローバル競争の継続、円高によるコスト競争力の低下といった要因を考えると、同社が収益性とキャッシュフローを大幅に改善するのは容易ではないと判断した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」