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シャープがクアルコム第2次出資の期日延長、量産技術確立に遅れ

3月18日、シャープは、資本提携した米クアルコムからの第三者割当増資の第2次払い込みについて、3月29日の期日までに支払いが受けられない状況となったと発表した。写真は1月、ラスベガスで撮影(2013年 ロイター/Rick Wilking)

[東京 18日 ロイター] シャープ6753.Tは18日、資本提携した米クアルコムQCOM.Oから受け入れる総額99億円の出資のうち、第2次分の払い込みが3月29日の期日までに受けられないと発表した。第2次払い込み条件の1つになっていた次世代パネルの量産化技術が確立できていないため。クアルコムとは、払い込み期日を延長して、残りの出資を受けるための協議を続けていく。

シャープは、クアルコムと昨年12月4日に資本提携し、総額99億円の出資を2回に分けて受ける計画としていた。1次分の約49億円の出資は12月27日に完了し、残る2次分は3月29日を払い込み期日として、1)シャープが2012年度下期に営業黒字化、2)2013年3月末付で純資産1000億円・現預金1250億円――などの数値基準とともに、共同開発で合意した次世代パネルの量産化技術を確立するという条件で、出資を受ける予定だった。

ただ、シャープによると、下期営業黒字化や純資産・現預金の数値条件は達成できる見通しだが、ディスプレイ技術の確立が期日までに実現できない見込みになったという。29日に払い込みを受けるには、2週間前までに払い込み価格などの条件を決議する必要があった。

両社の資本提携では、第2次出資の条件が期日までに整わなかった場合、払込期日を6月30日まで延長して協議を継続することとなっていた。シャープによると、引き続き次世代パネルの量産化技術の確立を急ぎ、延長期日までに払い込みを受けることを目指していくという。

両社が共同開発で合意した次世代パネルは、クアルコムグループの微小電子機械システム(MEMS)と、シャープの酸化物半導体(IGZO)技術を統合して、携帯機器用の中小型パネルとして量産を目指す。MEMSパネルは、現状の液晶や有機ELなどより省電力、高視野角、高速応答の実現が期待されているが、想定よりも実用化技術の確立に難航することになった。

(ロイターニュース 村井令二 編集:吉瀬邦彦)

*内容を追加して再送します。

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