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ポルトガル、改革進展し2013年の市場復帰は可能=欧州委

[ブリュッセル 3日 ロイター] 欧州委員会は3日、ポルトガルの財政再建に向けた改革が進展しているとし、同国は2013年に市場復帰できるとの見通しを示した。

欧州委員会は、今回で3回目となる改革進捗に関する報告書で「全体的にプログラムは軌道に乗っている。2011―12年の財政調整は、いかなる基準からしても素晴らしい」と評価。金融セクターに必要なレバレッジ解消は秩序立って進んでおり、労働・製品市場の競争力向上および成長・雇用創出拡大に向けた改革も順調に前進していると指摘した。

欧州委当局者の1人は「(支援条件の)順守は、ポルトガルに関しては非常に良い」と発言。市場に復帰できない場合、ポルトガルには第2次支援が必要かとの質問には「プログラムは十分だと考えている。同国が市場を説得できるかは別の問題だ」と応じた。差し当たり、プログラムは順調に進んでいると考えられるため、2013年には市場へのアクセスが再開されるとの見方を示し、財政再建の進展により、流通市場での同国債利回りは低下したとの認識を示した。

この日、ポルトガル国債10年物利回りは11.8%近辺で推移。1月末時点では17.4%に達していた。

ただ、欧州委は「重要なリスクと課題が残る」とし、現時点の予想以上に失業率が上昇する可能性があると警告した。同国の2012年の失業率予想は14.4%。欧州委員会統計局(ユーロスタット)のデータによると、2月の失業率は15%の過去最悪となった。欧州委、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)は、来年は小幅低下し、13.9%になると予想している。

欧州委当局者は、2013年に市場復帰できない場合、どういった事態になるかとの質問に対し「今のところ、そのような状況に備えた準備はしていない。そのような事態を想定していないためだ。見方を変える必要があれば、そうする。各国首脳は、必要であれば、プログラムが履行されている限り、支援国への融資継続は可能との姿勢を示している」と語った。

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