[パリ 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁はル・ポワン誌のインタビューに対し、フランスが財政赤字を圧縮するための改革を加速させるべきとの見解を示した。
欧州委員会は、フランスの財政赤字目標の達成期限の2年延長を提案した。
バイトマン総裁は来年のフランスの財政赤字が国内総生産(GDP)比で4.2%に拡大するとの欧州委見通しを踏まえ、一層の取り組みが必要と指摘。
「欧州の財政ルールに対する誠実さを示すのは各国の責任だ」としている。バイトマン総裁は23─24日にパリを訪問する。
総裁はまた、フランスとドイツがその規模と連携の強さから、ユーロ圏内で特別な責任があるため、欧州の財政ルールの精神だけでなくその文言を尊重すべきだと述べた。
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