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サウジが米・アジア向け原油値下げ、シェア拡大へ動き加速か

 12月4日、サウジアラビアは米国とアジア向けの原油価格を引き下げると発表した。写真はカリフォルニア州のガソリンスタンドで2012年3月撮影(2014年 ロイター/Mario Anzuoni)

[ロンドン 4日 ロイター] - サウジアラビアは4日、米国とアジア向けの1月積みの原油価格を大幅に引き下げると発表した。アナリストの間では価格を引き下げることで市場シェア拡大に向けた動きを加速させているとの見方も出ている。

具体的には、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは代表油種「アラビアンライト」の米国向け公式販売価格(OSP)を12月から0.70ドル引き下げ、アーガス・サワー原油指数(ASCI)より1バレル当たり0.90ドル高い水準とする。

アジア顧客向けの価格は1バレル当たり1.90ドル引き下げ、ドバイ原油とオマーン原油の平均価格より2ドル安い水準とする。

一方、北西欧州諸国向けのOSPは1バレル当たり0.20ドル引き上げた。ただ、ブレント加重平均価格(BWAVE)より3.15ドル低い水準となる。

OPEC加盟国のなかで産油量が最大のサウジアラビアのOSPは 同国の原油政策を反映するものと見られており、一部アナリストの間では、サウジアラビアがOSPをここ数カ月で急速に低下させていることは、同国が他の産油国と市場シェアを争っていることの表れとの見方が出ている。

コンサルタント会社、エネルギー・アスペクツのアナリスト、リチャード・マリンソン氏は、「サウジアラビアは市場シェアを失いたくないとの姿勢を明確に示している」と指摘。

一方、OSPの水準は単に市場情勢に反応しているに過ぎず、将来的な情勢よりもむしろ過去の状態を反映しているとの見方も出ている。

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