for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

シリアで衛生悪化による病気まん延、薬と医師不足が深刻化

2月5日、世界保健機関(WHO)は5日、内戦の続くシリアで、衛生状況の悪化により病気がまん延し、医薬品と医師の不足が深刻化していると発表した。写真は昨年1月、ホムスの病院で撮影(2013年 ロイター/Ahmed Jadallah)

[ジュネーブ 5日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は5日、内戦の続くシリアで、衛生状況の悪化により病気がまん延し、医薬品と医師の不足が深刻化していると発表した。

WHOのエリザベス・ホフ氏は、シリアの衛生悪化について「最も懸念されるのは、水道と下水設備が機能しなくなったことで、汚水による病気への感染が拡大していることだ」と述べた。

同氏によると、激しい戦闘が続く北部アレッポや首都ダマスカスにあるホームレスのシェルターではA型肝炎の発症が報告された。

シリア全土から患者を受け入れているというダマスカスの病院を訪れたというホフ氏は、「やけどを負った患者が非常に多いため、病院はやけど専門の科を新たに設けざるを得なくなった」とする一方で、外傷治療に必要な血清を製造するアレッポの工場へと続く道が反体制派に支配されているため、政府は血清を入手できない状態だと語った。WHOはシリア保健省から血清15万本の要請を受けたという。先週にはアレッポで、麻疹とポリオのワクチンを運ぶ政府の軍用機が撃墜されている。

また、シリア国内の公立病院の半分以上が戦闘で被害を受けているほか、3分の1以上が休業しており、中部ホムスでは外科医の大半が町を去ったという。救急車も8割近くが損害を受け、半数以上が機能しない状態だが、政府軍も反体制派も兵士の輸送に救急車を使用していることから、WHOは新たに救急車を供給することはしないという。

ホフ氏は「特に女性が薬や包帯などの医薬品を求めて病院に来るが、これは、患者が家庭で手当てされていることを明らかに示すものだ」と語った。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up