俳優のウィル・スミス、アカデミー退会「許されない行為だった」

［１日　ロイター］ - 米アカデミー賞の授賞式でコメディアンのクリス・ロックさんを平手打ちした俳優ウィル・スミスさんは１日、賞を主催する映画芸術科学アカデミーからの退会を表明した。

スミスさんは「衝撃的で苦痛を与え、許されない行為だった」と声明を出し、「アカデミーの信頼を裏切り、他の候補者と受賞者が喜び、祝福される機会を奪ってしまった。心を痛めている」とした。

その上で、退会する意志を表明し、「いかなる結果も全面的に受け入れる」とした。

スミスさんは、プレゼンターを務めたロックさんが妻ジェイダさんの短髪に関するジョークを言った後、檀上でロックさんの顔を平手打ちした。ジェイダさんは脱毛を引き起こす病気を患っている。

ロックさんがジェイダさんの病気を認識していたかどうかは分かっていない。